2022年度太陽光発電買取価格は?

経済産業省・資源エネルギー庁は2022年2月4日、2022年度再生可能エネルギーの買取価格(FIT制度)と2022年度から新たにスタートするFIP制度における入札の上限価格や、2023年度の入札外のFIT価格の方針を公表しました。

◆ 2022年度(令和4年度)の売電価格
・10kW未満:17円/kWh(税込)
・10~50kW未満:11円/kWh(税別)
・50~250kW未満:10円/kWh(税別)
・250kW以上:入札

◆ 2023年度(令和5年度)の売電価格
・10kW未満:16円/kWh(税込)
・10~50kW未満:10円/kWh(税別)
・50~250kW未満:9.5円/kWh(税別)
・250kW以上:入札

10kW未満の住宅太陽光発電のFIT買取価格は、前年度より2円下がり17円(税込)/kWh、2023年度は16円/kWh。10kW以上50kW未満では、2022年度が11円/kWh、2023年度は10円/kWhとなっています。

2022年度からFIP制度が導入されます。対象になるのは1,000kW以上の設備ですが、50kW以上250kW未満の事業用太陽光発電は申請時にFITとFIPどちらかを選択できます。FITを選んだ場合、買取価格はそれぞれ2022年度は10円/kWh、2023年度は9.5円/kWhに引き下げられます。
250kW以上500kW未満もFITとFIPを選択できますが、FITを選んだ場合は入札制度が適用されます。500kW以上1MW未満の案件は、2022年度に限りFITとFIPを選択できます。FITの場合は入札制度、FIPは10円/kWhが適用されその後2023年度はFIPのみで入札になります。