傾斜地設置型、営農型及び水上設置型の太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン (2021年版)が公開されました。

去る9月にJPMAもインタビューに答える形で作成に協力した「特殊な設置形態の太陽光発電設備に関する安全性確保のためのガイドライン」。
これは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「太陽光発電主力電源化推進技術開発/太陽光発電の長期安定電源化技術開発/安全性・信頼性確保技術開発」事業の一環として2019年に発行された「地上設置型太陽光発電システムの設計ガイドライン2019年版」に特殊な設置環境の構造設計、電気設計・施工の項目が加えられ(「傾斜地設置型」「営農型」「水上設置型」)の太陽光発電システムの設計・施工ガイドラインが公開されました。
https://www.jpea.gr.jp/document/handout/guideline2021/
近年増加している農地への太陽光パネル設置(営農・シェアリング)だけでなく、傾斜地やさらには水上への設置と設置環境は拡大しています。
設置する際に気を付けなければならないこと、遵守しなければいけない法令はもとより、韓国や台湾などの規制やガイドラインなどもの事例も掲載されています。
水上太陽光などはまだまだ一般的ではありませんが、適地不足が言われている中、2050年のカーボンニュートラルに向けてこうした特殊な設置形態の現場が増えていくことは間違いありません。
私たちメンテナンスに関わる者にとっても、こうした設置環境に対応していく必要が出てきていることになりますね。